AZがあれば嫌われそうになっても強引に連れ戻せるから、その時にセックスで誤魔化せばいいんだ。
ということだった。
 憎んでいた母親が言った「男なんか女の体が目的」を否定していながら、夢と快楽のためにそれを実行して利用している自分に、ゆう子は気づいていなかった。

 利恵が、銀座にある高級寿司店から一人で出てくると、そこに友哉が立っていた。