そう言いながら、友哉に歩み寄り、そっと腕に絡みついた。Bカップほどの小さな乳房を腕に押し付ける。友哉からもらった手切れ金を返さずに付き合っていて、そのお金で勝手に高級なお寿司を食べたのだから、色気と甘えで誤魔化すのだ。
「あっちの店、こっちの店に行った」
「お店? どうやって、わたしがここにいるって調べたの?」
 夜の帳が降りた銀座の街。路地に入ると、道は狭くなり、その道に高級車が強引に停められている。