「金も欲しいが、おまえにも気があるんだろう」
「うちの銀行で人気があるのは、わたしと淳子の二人。わたしにはあなたが出来たから、今は淳子が一番人気かな」
「二人とも、彼氏がいなかった。珍しい美女たちだ」
「淳子は不倫していた相手が自殺したのよ」
 利恵の言葉に、友哉が目を丸めた。持っていた水割りのグラスもテーブルの上に置いた。
「それは辛いなdots