「若い女の子を眺めているだけで、ナンパもできない。そしてテレビのワイドショーばかり見ている妻に愚痴を零しているだけのしがないサラリーマンだった。離婚もできないでいたからいい機会だった。会社も辞めたかったから、今、ここで寝ているのが楽だ。私を助けるとは、私をその地獄の生活に戻すことですか」
 ゆう子は言葉を失ったままだった。