「何度も抱かせてくれた美女が、しばらくしても隣にいてくれている。その美女と簡単に別れないっていう責任だ。俺から別れる権利もない」
「うっとりしますよ。でもちょっと謙虚すぎる」
「二股が嫌なら、どちらかが消える。だが、これは二股じゃない」
「はいはい。利恵ちゃんが恋人。わたしが秘書」
「違う。大事な女が二人いる。そんな真実があるだけだ。そのことに対して、妙な夢はない。利恵とおまえの二人を妻にするとか。利恵を妻にして、都合よく、おまえを死ぬまで愛人にしておくとか」