「ああ、リングから聞こえた。俺の目と脳が、彼を見ながら本を読解したようなもんだ」
「そうだった。そんな機能がついていたね」
「夢も希望もない生き方も悪くない。人を傷つけないし、死ぬ時に、まだ夢があるのにって泣くこともない」
「わたしが三年後に、友哉さんと生き続ける夢は捨てた方がいいの?」
「先に目の前の現実を見ろ。夢は甘えん坊が語るものだ」
「目の前の現実?」