ゆう子のギャグに少し笑った友哉は、急に神妙な面持ちになり、
「ゆう子」
と名前を口にした。口調は明るくなっているが、肉体はそうではない。やつれてきた頬が痛々しい。
「はい」
「俺の手を握ってくれないか。左手」
「え? うん、いいよ。それでも回復する?」
「回復するとかじゃなくてね」