「利恵ちゃんが大好きなんだね」
 ゆう子が口を尖らせると、
「おまえに愛の言葉を作るのはなぜか苦しい。しかし…」
 今度は左足の蹴りが、倉持のポケットをかすめた。倉持の小型のカメラがポケットから吹っ飛び、粉々に壊れてしまう。
「ゆう子のプライベートの写真をおまえが持っているのは許さない」