友哉は肺が痛いのか胸を擦りながら、公衆トイレではなく、常泊しているホテルの方角に足を向けた。ゆう子には彼の背中が、テロリストを倒したとは思えないほど、弱々しい小さな背中に見えた。
lineそこのトイレでわたしの体で遊べばいいのに。道ならぬ恋も、そんな無心で遊べるセックスも、もう疲れてしまってできないんだ。酔って寝ている恋人を抱けないなんて。そんな弱々しい恋愛、女に媚びない友哉さんのような男性が楽しいはずがないのに。