一億円も渡しているんだし、仲も良い。これくらい当たり前だって顔で犯しちゃっても罪じゃないはず。
 友哉さんを愛してるって言いながら、まさに彼の背中に爪をたてて、足を痙攣させてうっとりしていた女たちが、皆、いなくなったから、出来ないんだ。利恵も友哉に対してその前科がもうある。
 ゆう子が、友哉に歩み寄りながらそっと背中を擦る。
「ありがとう」