「確か十九歳。私よりもずっと若いもんねー。ロリコン」
 女の子が言う俗っぽい暴言は気にしない友哉は考える様子を見せて、
「いま彼女って言ったが、秘書じゃないのか」
と訊いた。友哉は奥原ゆう子をまさに凝視していた。だがサングラスのせいで彼女にはその目が見えない。
「彼女ですよ。あれ、なんか話が違ってますか。お仕事のサポートはしますが、基本的に彼女です。今、彼女いませんよね。知ってますよ」
 奥原ゆう子は笑みを絶やさずに一気に言った。
 美貌に自信がある女というよりも楽観的に友哉には見えた。わたしの乗っている飛行機は絶対に落ちない、という頭の悪い女にも見えるが、テレビのバラエティに出演している時はもう少し落ち着いていた印象がある。確か英語も堪能だった。