友哉がこめかみを押さえると、ゆう子が「大丈夫ですか」と柔らかな声を出した。
「女は性欲処理だけでいいんだ」
 絞り出すように言う。目の前の美女を慰めようとしたら、妙な頭重がした。
「性欲処理?」
「女はどうでもいい。セックスだけでいい」
 はっきりと言うと鉛のようだった頭が軽くなってきた。
lineおかしい。彼女を励ましたかったのに。
 友哉は小さくかぶりを振りながら、やはり励ますのを断念して、左手にはめられているファッションリングを膝の横にあてた。リングは緑色に光り、友哉は頭痛から解放された。
「先生?」