「性欲処理をする? 君は何を言ってるんだ」
 友哉がまた仰天をするが、それを無視して、
「彼女になれたらに決まってますよ。でも家事もします。三年以内に料理も上手くなります。まあ、見ていてください。三年間も片想いは嫌だから。dots何が衝撃の片想いだ。流行語でも作る気か。くだらない」
と言った。時に熱く語りながら、また嘆きながら彼女はA5サイズのタブレットを取り出した。どこからともなく、彼女の手元にそのタブレットは出てきた。テーブルに置くと、搭乗案内の放送が流れた。ゆう子はいったん、そのタブレットを鞄にしまった。
 搭乗口から機内に向う途中、
「君も、指輪の不思議な力を持っているのか」
 友哉は彼女に聞いてみた。