ゆう子が一メートルほど前に立ちすくんだまま、そう言う。友哉は、ゆう子からゆっくりと目を逸らした。
line確かにそうだ。彼女はずっと「好きだからいい」と言っているのだから。トキのことがあるとはいえ、自分でも不思議なほど慎重になっている。好きになってはいけない。そう、無意識に考えているみたいだ。
 友哉は、トキのある説明を思い出した。それは「避妊させるように」という例の『光』の