「パニック障害の発作か」
 ゆう子の背中に手を回した友哉は、バスタオルだけの彼女の背中を優しく擦った。すると、彼女は落ち着いたのか目を閉じて、眠ってしまった。
lineすとんと寝た。効いたようだ。かわいそうに、疲れていたんだな。
 友哉は、自分の指輪に気持ちをこめて、「この子の疲れが取れるように」と念じた。左手の人差し指にはめているブルガリのユニセックスのリングが緑色に光ると、ゆう子の顔色が良くなったように見えた。子供のような微笑みを浮かべながら眠った。