一瞬、口を離した時にそう言ったように聞こえた。すぐにまたくわえこんだから、友哉にはよく聞こえなかった。
「トキからもらった力の中に、それが黒人のように太く変化することはないよ。精力は無限に近いがね」
 ゆう子は友哉のその言葉には反応せず、虚ろな目を見せながら舌を動かしていた。