「三年一緒にいたら、自然と下着やらの好みは分かるから、わたしもそんなに気にしてない。今日は無難な色の下着にした」
と教える。
「かわいい色だよ。君はスーパーには行けないと思うし、それなりのブランドでいい。ありがとう」
「ん? 巨大地震が来る?」
 褒めると茶化すのか。照れ屋なのか。友哉は少し微笑した後、気持ちを整え、
「三年、三年って言ってるけど、つまり三年の期限付き愛人秘書ってことか」
と指輪とバスルーム、どちらともなく問いかける。