「愛人秘書ならセックスするって意味になります。やっぱりしたいのね」
 また、ゆう子の声が頭の中に入ってきた。聞こえるはずもない小さな声が電話のやりとりのように鮮明に聞こえる。
「言葉のあやだ。俺は独身だから、愛人って表現もおかしいか」
「呼吸が合ってきた。よく聞こえる。詳しいことは言えないし、わたしにもはっきりとは分からないんですが、三年後にわたしたちが事件に巻き込まれて、その時に友哉さんが傍にいないと困るんですよ」