しかもトキが現れるまで、足は動かなかった。
line女なんか死滅すればいいのに。
と、侮蔑したほどだった。
 一方、男は仕事以外では本心を話せず、特に、恋人や妻の惚気話は、その女に振られた時に恥ずかしくなり、軽蔑もされるから、男との会話も苦手だった。ただ、編集者に一人、気を許した男がいて、ディズニシーの女は、その編集者の娘だった。父親が公認した仲だったのだ。
line命をかけて愛せる女だと一時、考えていた。