「なんとなく、一緒に行ってくれる人が現われる気がして、待ってて正解」
 それでエレベーターの中でジロジロ見ていたのか、と友哉は思った。
「でも出逢いを予感した格好じゃないね」
「あ、ちょっとひどい」
ひどいと言いながら、やはり目を細めている。
「午後五時からか。スパの時間を夜にする?」
 利恵が頷いた。夜の料金の高いコースに空きがあり、彼女の分だけを予約をした。もちろん、部屋も取って、
「洋服も後で買ってきていいよ。ただ、いきなり超ブランド物はどうかとdots。五万円くらいで収めて僕の好みのワンピースとかにしてくれないか」