佐々木友哉が死ぬことを回避するために、トキは友哉の肉体を治し、その薬の副作用が辛い友哉に大金と特別な仕事を与えることで彼を納得させ、その仕事の最中にも死なないように、わたしを秘書にした。
 トキがそう明言したのではないが、そんなニュアンスだった。
 テロリストを殺すことなどたいした目的ではなく、ただ、三年後の友哉自身を守るための訓練だと、ゆう子は思っていた。