数分後に名前を呼ばれた友哉は、若くて質素な雰囲気の女性がいる窓口に向かった。『宮脇』と書かれた名札を胸に付けていた。
「何に使うか、ここに書いてください」
 綺麗なハスキーボイスだった。鳴き過ぎた子猫のような声。彼女は別の用紙を友哉に渡し、その場で記入するように言った。
 税金。と嘘を書く。