友哉は自分の小説に、『謝罪の習慣』というテーマをよく挿入していた。人間が殺しあいをやめないのも、恋人同士や夫婦がすぐに別れるのも、その後、仲直りできないのも謝ることがないからだと考え、他の確立されている生活習慣と同じく、『謝罪の習慣』が世の中に蔓延すれば最高の平和を築ける、という話だった。男女が毎日のように媚びた生活をしているのとは違う本当の謝罪だ。例えば律子の暴言「天罰」。それの謝罪がないうちは歩み寄ることはできない。
lineゆう子に断って、宮脇利恵と寝たとはいえ、ゆう子が止められない立場もあるじゃないか。早く謝らなければいけない。