自分をアピールする時には必ず艶めかしい顔つきになり、すぐに友哉の下半身に手を伸ばした。まるで、わたし以外の女はだめよ、と言っているかのようにペニスを触る手に力を入れてくる。阿部定事件のことがあり、日本人男性が怖がる女だが、ゆう子の場合、少し睨み付けると、あっという間に蛇に睨まれた蛙のようになってしまうから、怖さはなかった。
 友哉はテラーの宮脇が自分をじっと見てるのが気になり、
「隣に女がいる。レベルは?」
と、ゆう子に訊く。