社長の富澤が、落ち着きなく秘書に視線を投じると、彼女は部屋から駆け足で出ていった。
「友哉さん」
 ゆう子が話しかけてきた。
「銀行に向かって猛スピードでやってくる車が二台。信号を無視しているから警察車両だと思います」
「そうか、道理でdots。社長さんが落ち着きがないのは、通報したのか」
「運転している男を含めて六人。あ、ちょっと銀行から離れた場所に停まって車から出ました。向かったのは四人。逃げますか」
「うーんdots