友哉はテラーの宮脇の肩に付いていた糸くずを払った。その時、リングが緑色に光った。
「早退の準備をして、僕の車の横か中で待っていてくれないか。特別色の朱色のポルシェだ」
 ポルシェのキーを出すと、彼女はさっと受け取り、「はい」と微笑んだ。
 そして足早に部屋から出ていく。富澤がびっくりして、部屋から出ていく彼女の背中を見ていた。
「新手のナンパだ!」
 ゆう子が叫んだ。友哉は頭が割れるかと思い、