「あなたがササキトキさんか。ご同行願います」
と、令状をちらりと見せた。
「大勢でやってきて、僕はとてもVIP待遇ですね。で、なんの容疑?」
「改めまして、公安の桜井真一と申します。あなたが架空の取り引き口座を作ったようで」
「架空? それで公安警察が来るの? 東京地検特捜部じゃない?」
「ササキトキなんて人間は日本にいないのです。あなたは国家に対する危険人物としてリストに入っています」