「おいくつですか」
「四十五歳」
「とっても若く見えます。だから平気」
 変わった言い切り調で喋る宮脇利恵は、とても清潔感のある美女で、また友哉は見惚れてしまっていた。黒髪に天使の輪ができている。服装が地味なのは慌てたのではなく、ファッションを楽しむお金がないのかと分かる。
「彼氏はいないの?」
「いません。けっこう、長く」
「なに?」