小説家らしい怒りで、友哉は、そんな女たちを軽蔑してきた。AV女優の菜々子(奈那子)は、有名俳優のセフレをやっていて、本当の彼氏はずっといなかった。
『職業柄、そういう男しか言い寄ってこないんだ。最初はそれが彼氏だと思っていたけど、単に遊ばれてるだけだった。結婚してって言うとさっといなくなるからね』と自虐的に笑っていた。友哉はそれを聞き、『じゃあ、俺がきちんと付き合うよ』と言おうしたが、彼女はそのカミングアウトをすると、翌日にいなくなっていた。