利恵は、悲しかったり、嬉しかったりして、何度も友哉の前で涙を見せているが、友哉が一度も涙を見せていないことに今、気づいた。
「やめよう。こんな話。わたしたち似てるから。うん。きっと似ているから哲学的な会話になっちゃう。ねえ、友哉さん、わたしと一緒にいて楽しい?」
「楽しいよ。当たり前じゃないか」
「セックスばかりだね。でも楽しかった」