寝言があったようだ。友哉が苦虫を噛み潰したような表情を見せると、
「律子さんかなあ。でもきっと違う。おまえって呼べる女。別れた後、あいつって呼んでいた女。友達の前でね。名前を言えないくらいムカついているか、今でも大好き」
と言って、笑みを零した。目はあまり笑っていない。
「利恵dots。どちらでもない。恋愛は複雑だ」