「わたしと心中してよかったの? ゆう子さんだったら無茶はしなかった?」
 艶っぽい声を漏らしながら、絞り出すように言葉も作っていて、その表情はとても大人びた淑女のものだった。言葉を作る時は控えめに腰を動かす。ゆう子とは違う、余裕のあるセックスだと分かるし、年齢的には余裕がありすぎるとも知れる。利恵はまだ二十五歳だが、結婚、離婚を繰り返してセックスの経験を積んできた四十を過ぎた美人妻のように、友哉には見えた。