「やっぱり結婚か。でも、セックスだけのはずはないよ。おまえは、家事も上手だ」
「女のその技は、本性を隠すため。男を手に入れるための、ちょっとの努力」
「俺が落ちぶれたらさっといなくなる女と結婚するのか。それじゃあ、俺の人生は恥のリピートだ」
 苦笑いをすると、
「あなたがずっと頑張ればいなくならないでしょ。そこは落ちぶれる男が悪いのよ。事故で足が動かなくなったから離婚した話なら、車に跳ねられても上手に受け身を取って、笑っていたらよかったのよ。あなたはそういう男よ」