友哉は天を仰ぐように思わず、病室の部屋の天井を見た。そこにはどす黒い血が付着していた。震える手でナースコールをして、
『天井に血が付いている。部屋を替えてほしい』
 友哉は、やってきた看護婦に怒鳴るように捲し立てた。
『血なんかついてませんよ』