「利恵、酔いを冷ませ。話し合おう」
 語気を強めて言う。美しいとはいえ、さすがに腹が立ってくる。
「うるさいなあ。まだやりたいし、話なんかない。ルームサービスでXOを頼んで」
 ベッドにぐったりして言う。深呼吸を一度したから、友哉はそっと利恵の脈拍を測った。
「お酒はもうだめだ。急性アルコール中毒になるぞ」
「あと、運転手付きのリムジン。その中でしよう。あなたが大好きなカーセックス」
「リムジン? こんな時間に? 結婚どうこうはどうした?」
「もういいよ。お金くれるなら」