利恵が眉を潜めた。少しばかり、俯いてしまう。やがて、
「そう。爆発する時にそれを考えていた。ごめんさない。じゃあ、お金はいらない」
とポツリと言った。友哉の言葉に納得したが、しかし、態度は悪いままで、ソファに座った利恵は、もう友哉のいるベッドに戻ってくる気配を見せない。背中を向けていて、リモコンでテレビのボリュームをわざと上げた。