さすがに疲れたのか、月曜日は三人は会わずにいたが、火曜日に夜に、友哉が常宿にしているホテル・インディゴ東京の部屋に利恵がやってきて、フレンチのディナーに舌鼓をし、そしてベッドに入ると、
「もう会社をやめて、完全な愛人になる」
 利恵はそう言って、なんと泣き出した。
 恋人ではなく、愛人としか言えないことに泣いたのだと友哉は思い、