ゆう子に微笑みかける利恵。
「あ、うん、大丈夫よ」
「一人にしておいて大丈夫なのか。介護施設には入れないんだ?」
「うん。大丈夫よ。介護士を雇っているの」
 ゆう子は、食事をしながら三杯目のシャンパンを飲んでいた。
 飛行機はロスアンゼルスへ約八時間の長旅だが、ゆう子は利恵を気にして、友哉には手を伸ばさない。友哉の席のテーブルの上に手作りのポーチがあり、彼がその中からサプリの錠剤を取り出して飲んだ。さっき、ゆう子が買ってきたサプリの一部も入れてあった。