「来ました。蛙の顔の刑事さん」
 ゆう子が教えてきた。
 ほどなくして桜井が入室してきた。
「やあ、ササキさん。もう二度と会わないって言っていたのに」
 浅黒い顔だが、確かに南国が似合いそうな笑顔を持っていた。
「部下の伊藤大輔はかすり傷だ。大した腕前だな」