愛のないセックスは嫌だったのに、それが女の体の芯を痺れさせることが分かったゆう子は、きちんと恋もしないまま、二十歳を過ぎ、女優業をやりながら、酒、煙草。そして、時々、酒に任せたセックスの日々を過ごした。好きな男性が出来ず、セックスはそれほどしていない。
 恋ができない事情は別にもあったが、たまのセックスはセックスから始まる愛、そして結婚を目指した暴走だった。
 ちょうどその頃にパニック障害を患い、さらに酒浸りになってしまった。そしてセックスをしなくなって二年ほど過ごした後、友哉と出会った。