「それを阻止するのが友哉さんで、あ、銃は出したらだめだよ」
「出すわけないよ」
「友哉さんは特殊な拳銃を持っていて、こんなふうに取り出せて、敵と戦うんだ。実はワルシャワのテロリスト殺人事件の日本人は友哉さんなの」
「ええ?」
 利恵が甲高い声を上げたものだから、バーのマスターが目を丸めた。