「なに言ってんの?」
「都会のイベントと執筆で缶詰ばかりの人生だから、後半はのんびりしながら、海亀と美女を見て暮らしたい」
「わかったよ。海亀の縫いぐるみ買ってあげる」
 ゆう子は友哉の願望を聞いておきながらその言葉を軽視して、話の続きを始めた。
「利恵さん、このひとはつまり、殺人犯とも言える。どうする? 降りる?」
「え? 殺人犯じゃないよね。世界中で絶賛されている」