「片想いをしてやってるのに、バカにしやがって」
 ゆう子が毒づくと、
「バカにしてないよ。ありがとう」
と、また礼を言う友哉。だが、ゆう子は不満そうだ。すると、友哉が、「さっき、俺の夢を無視したくせに」と子供みたいな顔で呟いた。
「聞こえない。もっと大きな声で文句を言って」
 ゆう子がそう叱ると、ふて腐れてしまう。利恵がその様子を見ていて、