「本気で怒ったらどうなるの?」
 利恵がまた軽蔑するように笑った。友哉は何も答えず、ゆう子が、
「まあ、わたしの力と合わせて、国税局が消滅する?」
と、頭を人差し指で掻きながら言った。
「そこまではしない。税金で購入した高級車を全部壊して回るよ。利恵の言うように、本当は存在しているから法的に凍結は無理だ。つまりササキトキは今は行方不明みたいなもん。