利恵はおかしそうに笑った。
「なんかしたくなってきた。部屋、別々にしない? きっとスイート空いてるよ」
「言うと思った」
 利恵は友哉に命じられてスマホのロックを解除した。ゆう子も友哉も解除している。何かあった時に、皆のスマホを使えるようにするためだ。
 利恵がロックを解除していると、ゆう子が戻ってきた。
「スマホのロックを解除してるの? 元彼の写真やメールを削除しておかないと、友哉さんに見られるよ」