「意識を失うほど疲れるはずだ。もう、勘弁してほしい」
 友哉がうなだれてしまった。利恵も憐憫を覚えたのか口を閉ざした。
 カウンター席に、日本人の女の子が二人いつのまにか並んで座っていて、一人がこちらを見ていた。学生のようだった。ショートヘアの女の子はマスターと談笑しながらお酒を飲んでいたが、隣のジーンズの女の子がじっと友哉たちを見ていて、しかも口をぽかんと空けている。利恵がそれに気づいて、「奥原ゆう子にびっくりしてますよ」と、ゆう子に教える。ゆ