う子と友哉が体をカウンターの方に向けたら、
「やっぱり、お父さん?」
 真っ青のジーンズの女の子が口に手をあてて、絶句した。
 別れた妻、律子との子、晴香だった。

「まずい展開。どこかに転送する? いったん、そこのトイレ?」
 こんな時にも冗談を口にするゆう子を友哉は尊敬してやまないと思う。