「パパ? 娘さんが、あんな性格だから奥原さんが口が悪いのも気にしないんですか」
 利恵が覗きこむように友哉に訊いたが、「なんか違うよ」と、苦笑いをした。
「すごい美少女。夢の映像より鮮明だわ。当たり前か。現実だもんね」
 ゆう子が店の扉を見て唸るように言った。
「夢の映像?」
 利恵が首を傾げたが、ゆう子はそれを無視する。
「ちょっと離れると治安、良くねえな」