友哉が、急に声色を変える。店を挟んだ向こう側の大通りの一角にヒスパニックの男が数人いて、こちらをじっと見ていた。
「怖いです。パパ」
 利恵がわざと「パパ」と言い、友哉の手を握った。
「しまった。身長とスリーサイズを聞いてくる」
 ゆう子がそう言って、また店内に入っていく。
「あいつ、なんで晴香のスリーサイズを聞くんだ」