「なんだって?」
 富澤も「え?」と声を上げた。この銀行も皇居からそれほど離れていない。友哉が立ち上がると、
「おいおい、待てよ。なんで、そんな情報を持ってるんだ」
「イギリスの資産家から三百億円を譲ってもらえる謎の日本人が、テロの情報を持っているくらいで、そんな驚くなよ。けが人が出ると思うから、被害拡大を食い止めてほしい。できれば爆発が起こる前に犯人を捕まえてくれ」